もくじ
(前編)第一部 すごい!ロフトベッド(長所)
私のロフトベッド紹介
(後編)第二部 やばい!ロフトベッド(短所)
第三部 ロフトベッドを選ぶときのポイント
おまけ おもしろロフトベッド紹介
こんにちは。「授業中は眠らないが、ベッドでは、24時間以上にわたって眠り続けることができる」ことが特技の、金田淳子です。
突然ですが、皆さんは、ロフトベッドを使用したことがありますか。ロフトベッドはいいねぇ……リリンが産んだ文化の極みだよ。私はロフトベッドに憧れつづけて30年余、引っ越しを機に購入し、ロフトベッド歴10年ほどになります。
この記事では、ロフトベッダーの私が、ロフトベッド(LB)の魅力、その長所短所、ロフトベッド選びの秘訣などを、皆さんに余すところなくお伝えしたいと思います。
第一部
すごい!ロフトベッド(LB)① 秘密基地感
まずは、ロマン的な観点から語りたいと思います。
子どもの時、二段ベッドに寝ていた方もおられると思います。あの頃を思い出してください。自分のために仕切られたあの狭い空間に、股間がうずきませんでしたか? 上段は、昇降が面倒なので刑務所などでは嫌われるポジション(ジョジョ第六部知識)ですが、「自分だけの空間」という感じがあって、子ども心には「上段がいい」と思いませんでしたか?
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ロフトベッドは構造上、ほぼ必ず上段に寝ることになるため、それこそが大きな短所だと感じる人が多いと思います。しかし秘密基地としては上段であることに積極的な意味があります。
LBに昇り、壁側に横たわり、布団をかぶると、地上にいる人間からは、様子がほとんどわからなくなります。FREE & SECRET SPACE(宇宙)への到達です。私はこの宇宙基地で長時間寝ているため、同居の母に、「部屋にいるのかいないのかわからない」と言われることがあります。それぐらいのPRIVATE SPACE(私宇宙)なのです。
小学生の心を失わない大人の皆さんは、収納に困っていなくても、ぜひこの宇宙を感じてみてください。一階建てのベッドや布団では得られない充実感があると思います。
すごい!ロフトベッド ② 限られた空間の有効活用
二点目は、機能的な利点です。皆さんの中には、「なんでロフトベッドなんていう不便な家具を使うのか、意味がわからない」という人もおられると思います。そういう方はもしかすると、シンプルライフを送っておられて、収納に困ったことがないのではないかと推測します。しかし私のように、家が狭く、本などのモノが大量にある生活を送っていると、常に「何も置けないような、死んだ空間をなくしたい」と考えてしまいます。
いわゆる一階建てベッドは、空間殺しの最たるものだと思います。「寝る」ことが主目的の家具で、せいぜい50㎝ほどの高さなのに、天井までの空間を占有してしまうのです。非合理です。私もかつて一階建てベッドを使っていましたが、「この、頭上の空間のすべてが死んでいる……」という気持ちで、9時間ぐらいしか眠れない夜もありました。「私の一階建てベッドはまちがっている」「この頭上の空間を有効活用できないか」と煩悶していました。
そこでロフトベッド(LB)です。
世界にはいろいろなタイプのロフトベッドがありますが、その主目的は「ベッドの床部分の高さを上げることで、下部の空間を有効活用できるようにする」ことだと思います。この発想と実行力がすごい。文明の勝利を感じます。上段で寝ているときも、下段の机を使っている時も、「空間が生きている」という喜びがあります。
そういう意味では、私は、ベッドは高床であるほど良いと思っています。ロフトベッドの中に、いわゆる「ロータイプ」という、100㎝ぐらいの高さのものがあります。いろいろな理由でそれを選ばれる方がいるのはわかるのですが、存在があまりにも中途半端だと思います。ロフトベッドをこよなく愛する私ですが、こだわりが強すぎるため、ロータイプの商品を見るたびに「何のためにロフトベッドとして生まれてきたのか」と思います。
私は150㎝ぐらいの高さの、ポピュラーなロフトベッドを使っていますが、できれば極限まで床面の高さを上げてほしいとすら思っています。寝るための高さなど、極論すれば50㎝でいいのです。しかし、床面の高さが180㎝という商品が存在しないため、このLBで我慢しています。
ちなみに、素人は「布団スタイルで、必要な時に就寝場所を床に作るのが、最も空間を生かしているのでは?」と思いがちです。しかしその「布団を敷くための床」というSPACEが、すでに死空間なのです。「玄関や通路に敷いている」という極限状態であれば、布団スタイルもまたよしと思いますが、そうでない場合、やはりLBの「空間を垂直に使う」という構造には及ばないと思います。
私のロフトベッド紹介コーナー
・ベッドの下部は全面デスク!
・デスクの奥全面に棚つき!
・宮部(ベッド頭部のちょっとした棚)にコンセントつき!
・昇降は階段でなくはしご
・材質はスチール(いわゆるパイプベッド)。デスクと棚は木製。
・ベッドの床面はメッシュパネル(網状)
さきほどは「床面の高さが足りねえ」という不満を書きましたが、現時点で、ベッドの床面で寝ている状態から起き上がる(座った状態になる)と頭が天井に触れるので(身長約156センチ)、人間的な生活を送るためには、これが限界な気もします。
マイLBに点数をつけるとしたら、100点満点で95点です。
まず「下部全面がデスク+棚つき」という構造がいい。今ググって調べても、このタイプのLBが全く見つからないので、希少なのかもしれません。逆に言えば、皆、こういうLBを求めていないのではないか、需要が無いのではないかという気もします。
しかし購入時に私は、いろいろなLBの中から吟味して「下部全面デスクつき」を選びました。それまで、デスクとして、一般的な「学習机」かそれに近いサイズを使っていたのですが、作業中いつも、PC・本・ノート等にまみれてしまい、「平面が足りねえ」という気持ちに悩まされてきました。「ベッドみたいな広さのデスク」というのは私の悲願だったのです。
実際に使ってみて気づきましたが、デスクがさすがに巨大すぎて、端っこのあたりと、棚下段にデッドスペース(死空間)が生じます。もう部屋の構造上、やむを得ない感じです。そんな商品が存在するかはわかりませんが、デスクの右端または左端にも、棚があればよかったな~と感じます。そういうわけで、私のLBの評価は95点になりました。とはいえ、デスク左側(窓側)に古いプリンターを置いていた頃、圧迫感が半端なかったので、「側面も棚になっている」というLBは、もはや人類の密度耐性を越えてくるかもしれません。
ちなみに、ヘッダ写真をよく見てもらうと分かりますが、ベッド床面(ロフトベッドの下の空間にとっては天井に当たる部分)にプチプチをつけています(もっと何か見栄えよくできるだろという話ですが、ゴミみたいに見えている)。これは、デスクに向かおうと椅子に座るとき、ちょうど頭がぶつかる位置に床面板が来て、何度もぶつけて「キィィィィン」ってなり、命が危なかったので、プチプチをつけました。製品にもともとプチプチつけとけ、とは言えないのですが、これはたぶん、身長150㎝以上の人がほとんどやらかすと思うので、工夫が必要なポイントです。
このように完璧に見えるロフトべッド(LB)にも、重大な欠点が!? それは一体なんなのか……そしてLB選びの秘訣とは⁉ 衝撃の後編につづく!
↓ 〈後編〉いま、ロフトベッドが熱い!
↓ ロフトベッドと関係ないけど、中高時代のの勉強法を紹介してるよ! 「あたりまえすぎる」というもっぱらの噂!
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